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ユズの種子を絞った油にメタボ抑制作用効果 高知大と馬路村農協

ネズミで確認、ヒトでも試験 ユズの機能性表示食品開発も

高知大学医学部と馬路村農業協同組合(高知県馬路村)は14日、ユズの種子から絞った油に抗酸化作用やメタボリックシンドロームを抑制する効果を確認したと発表した。今後、高知大はヒトでの試験を本格的に実施し、馬路村農協は高知県が生産量日本一を誇るユズを活用した機能性表示食品の開発につなげる。

高知大医学部の溝渕俊二教授らの研究グループによると、非加熱のユズ種子油を経口摂取した被験者40人による試験の結果、血中脂質の酸化が3カ月後に約3割抑制され、抗酸化作用が認められたという。

ネズミへの投与では、アディポネクチンと呼ばれるホルモンの血中濃度が4週間で8割増えた。アディポネクチンは糖尿病や高血圧のほか、動脈硬化の予防・改善などに効果があるとされる。

同大と馬路村農協は09年からユズの共同研究を開始。今回わかったユズ種子油の経口摂取による抗酸化効果は今年3月に特許を取得した。来年度は計100人の被験者を集め、細かなデータ収集と効果の検証に入る。

取り組みは産学などで連携して新たな産業創出を目指す高知県の17年度の事業に採択された。高知工科大学の松本泰典准教授が遠心分離や加圧によって低温で安定した品質のユズ油を抽出する装置の開発で協力する。

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