2017年11月20日(月)

医療相談のアグリーに最優秀賞、現役医師が起業
MIT―VFJ事業コンテスト

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ヘルスケア
2017/11/14 18:58
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 ベンチャー企業支援のNPO法人、日本MITベンチャーフォーラム(MIT―VFJ)が実施したビジネスプランコンテストが開かれ、医療相談アプリサービスのAGREE(アグリー、茨城県つくば市)が最優秀賞を受賞した。アグリーはスマートフォン(スマホ)で医師と相談ができ、医療費全体の抑制を狙ったサービスを計画する。筑波大出身の現役医師でもある伊藤俊一郎社長は最優秀賞で賞金150万円などを獲得した。

日本MITベンチャーフォーラムのビジネスプランコンテストで最優秀賞になったAGREE(アグリー)の伊藤俊一郎社長(中央)

 MIT―VFJは米国の名門大学で、マサチューセッツ工科大学(MIT)出身の企業経営者やエンジニアらが1999年に設立した。起業家育成を目的に事業計画策定を支援する活動をしたり、毎年ビジネスプランコンテストを開いたりしている。

 17回目となった今回は最終審査に起業家7人が残った。伊藤氏が率いるアグリーは2017年3月の設立で、医療相談アプリ「LEBER」を18年から手がける予定。気軽に医師に相談できるようにすることで、夜間・休日に緊急性のない軽症患者が訪れる「コンビニ受診」の減少や、医師による市販薬の推奨で医療費の抑制を図ることを目的としている。複数の医師が都合のよいときに対応し、医師不足の解決策にもつながる可能性がある。

 伊藤社長は筑波大を卒業した心臓血管外科医。14年から有料老人ホームと訪問診療中心のクリニックを運営し、アグリーは3回目の起業となる。授賞理由について「目新しいモノはないが、あるモノを組み合わせ社会的な意義があるということで評価された」と語る。事業を始めるにあたり、エンジェル投資家やベンチャーキャピタル(VC)から総額1億円の資金調達を計画している。

 このほか、優秀賞は企業の株価に連動して価値が変わるポイントサービスを手がけるSTOCK POINT(ストックポイント、東京・千代田)、防犯アプリのコーデセブン(東京・渋谷)の2社が選ばれた。

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