2019年4月26日(金)

第一三共胃腸薬 60周年の再奮起

2017/11/14 17:32
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仕事帰りのビジネスパーソンがふらり立ち寄る東京都千代田区の有楽町産直飲食街。14日、第一三共ヘルスケア「第一三共胃腸薬」のカラーである水色ののれんやちょうちんが、あたりを飾った。同日で60周年を迎えたこの薬の「人生おいしく横丁」なるイベントだ。

豪華な食べ物とセットの「コト消費」で胃腸薬の必要性を若年層に訴える

飲食店とコラボレーションした最大約8千円のメガ盛りメニューなど、見るだけで満腹になりそうなメニューを複数用意して期間限定で販売する。胃腸薬離れした若者の取り込みを狙う。

目玉のオリジナルメガ盛りメニューでは岩手県のブランド豚「佐助豚」を使った総重量1キログラムの厚切りロースカツ丼「人生おいしくメガカツ盛り」(レギュラーサイズで5999円)や、陸上男子100メートルで桐生祥秀選手が日本人で初めて記録した「9.98(10秒の壁)」にちなんだ998グラムの「新記録!9.98RUNバーグ」(同7999円)などを提供する。

存分に食べることを楽しんでもらうとともに、若者に反応してもらいやすいようフォトジェニックなメニューでSNS映えも考えてある。「これまで飲食イベントで製品のサンプリングをしてきたが、飲んでもらえているかわからず一方通行だった」と、マーケティング部の溝川達也ブランドマネジャー。コンビニで販売している指定医薬部外品「第一三共胃腸細粒」のサンプリングをして、食べた直後に飲んで効果を実感してもらう。

有楽町産直飲食街では14日~27日に、新橋産直飲食街(東京・港)では29日~12月12日にイベントを実施する。

60周年の記念イベントとしての要素もあるが、背景にあるのは胃腸薬の市場縮小。「昔は家庭薬としてテーブルの上に置いてあるのが普通だったが、今は違う」と溝川氏。調査会社のインテージ(同・千代田)によれば、1996年度に845億円だった胃腸薬の市場規模は16年度に4割減の520億円となった。企業単位の大きな飲み会が減少傾向していることなどが影響している。

第一三共ヘルスケアは16年の胃腸薬の販売金額の市場シェアが1位。同社の別ブランドの胃腸薬「ガスター10」でも、お笑い芸人「スギちゃん」の胃が痛くなるリアルなエピソードで笑わせるウェブ動画などで若年層にアプローチしている。

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