2017年11月23日(木)

H形鋼在庫3%減、10月末 11月契約価格は据え置き

環境エネ・素材
2017/11/14 19:30
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 新日鉄住金の鋼材を取り扱う流通業者でつくる「ときわ会」が14日まとめた10月末時点のH形鋼在庫は、前月末に比べて3%少ない17万5900トンだった。倉庫や東京都心の再開発工事向けを中心に需要が伸びている。新日鉄住金は流通市場でこれまで表明した値上げの浸透を優先するとして11月契約の販価を据え置いたものの、12月以降の値上げを模索している。

 10月の出庫は前月比5%増の9万1100トンだった。倉庫など非住宅の建築着工が多く、販売は好調だ。土木工事に使う鋼矢板の需要も出ており供給が引き合いに追いつかない状態という。新日鉄住金は「各店の在庫を精査し、店売り向けの引受量を必要最低限とする」(建材事業部)としている。

 業務量の拡大で、鉄骨加工業者(ファブリケーター)が建設現場に製品を届ける納期は一部で延びているようだ。首都圏のあるファブリケーターは「受注は途切れなく続いている」と打ち明ける。

 在庫の減少は市中価格の一段高につながりそうだ。鋼材問屋の加藤鉄鋼(千葉県浦安市)は「需要は伸びている。今月20日前後に1トンあたり2千円の値上げを検討している」と話す。

 新日鉄住金はこれまで表明した値上げの浸透度合いをにらみながら「12月以降の値上げを念頭に置いている」(建材事業部)と説明する。今後の値上げ幅は現時点で未定としている。

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