2019年1月16日(水)

ヤマトが宅配便自動梱包 速さ10倍、人手不足に対応

2017/11/13 17:59
保存
共有
印刷
その他

ヤマトホールディングス(HD)は13日、神奈川県愛川町の物流拠点で宅配便の荷物を自動で梱包する機械を公開した。これまで人が中心だった梱包作業のスピードが約10倍になる。物流施設の人手不足にも対応する狙い。

ヤマトロジスティクスが導入した自動梱包機(13日午後、神奈川県愛川町)

ヤマトロジスティクスが導入した自動梱包機(13日午後、神奈川県愛川町)

ヤマトHD子会社で企業間物流のヤマトロジスティクス(東京・中央)が導入した。梱包機は、ヤマトHD子会社で包装資材開発などのヤマト包装技術研究所(東京・大田)がフランスの郵便機器メーカー、ネオポストグループから購入した。ヤマトHDの大型物流拠点、厚木ゲートウェイ(神奈川県愛川町)で1台が稼働する。

荷物の大きさを測り、適したサイズに切り出した段ボールで瞬時に梱包する。荷物の2辺を計測して梱包できる機械は従来もあったが、縦横高さを計測して立体的に組み立てられる機械が日本に導入されるのは初めて。

EC事業者などがヤマトロジスティクスに納品した雑貨や食品などの荷物が対象だ。自動梱包機は、人が荷物をセットすると、荷物の縦・横・高さを自動で計測する。大きさに応じて切り出した段ボールで荷物を覆い、梱包する。荷物の送り状の発行や、貼り付け作業も機械が代行する。宅配便は3辺の合計が60センチから160センチまで対応可能。1時間あたり最大で456個梱包できる。

従来は人の手で梱包することが多かったが、機械の導入で作業スピードが約10倍となる。深刻さを増す物流施設の人手不足解消にもつながる。荷物にあった大きさの箱に梱包し、無駄な緩衝材の封入を防ぐほか、トラックの積載効率を高める狙いもあるという。

ヤマトロジスティクスの本間耕司社長は「インターネット通販が増えるなか、コストや作業面などで最も合理的な物流のあり方を考える必要がある」と話した。

日経電子版が2月末まで無料!いつでもキャンセルOK!
お申し込みは1/31まで

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報