2019年8月23日(金)

ベトナム、米中と相次ぎ首脳会談 バランス外交に腐心

2017/11/12 21:51
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【ハノイ=富山篤】中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は12日、ベトナムの首都ハノイを訪問し、最高指導者のグエン・フー・チョン共産党書記長と会談した。午前中に序列2位のチャン・ダイ・クアン国家主席と会談したトランプ米大統領は中国と対立する南シナ海問題の仲裁に乗り出す意欲を示した。その直後の習近平氏との会談は米中のはざまでバランス外交を迫られるベトナムの立場を象徴している。

習近平氏の訪越は2015年11月以来。チョン氏は「中国共産党大会直後の訪問を感謝する。中越の関係が深まり、両国が新たな時代に入るだろう」と話した。中国企業による投資、インフラ開発などでも連携することを確認した。

午前中、クアン国家主席はトランプ米大統領と会談した。トランプ氏は中国とベトナムなどが対立している南シナ海問題について「私が仲裁や仲介ができるなら、知らせてほしい」と発言した。記者会見で南シナ海問題について質問されたクアン国家主席は「国際法に基づき、対話を通じて平和的に解決する」と従来の主張を繰り返した。

ベトナムはトランプ発言を好意的に受け止めているとみられるが、中国との関係があり、米国の南シナ海関与をおおっぴらに支持できない。ベトナム共産党の政治体制は中国を参考にしており、経済的にも中国は総輸入額の28.7%を占める最大の輸入相手。11日に閉幕したアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳晩さん会でもクアン国家主席の隣は習氏で、トランプ氏は離れていた。

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