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フィリピン大統領、南シナ海問題「触れない方がいい」

サミットで対中融和姿勢

【マニラ=鈴木淳】フィリピンのドゥテルテ大統領は12日、東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議関連のビジネスフォーラムで演説した。中国とフィリピンなどASEAN一部加盟国との間で領有権争いが続く南シナ海問題について「触れないほうがいい」と述べ、東アジアサミットなどの場で自らは問題を取り上げない意向を示した。

ドゥテルテ氏は11日にベトナム・ダナンで開かれた中国の習近平国家主席との首脳会談で南シナ海問題に関連し「誰も戦争は望んでいない」と話したことを披露。習氏も「協力だけが進むべき道だ」と応じたという。ドゥテルテ政権は中国からの投資を期待し、対中融和姿勢に転換した。

南シナ海問題を巡っては、南沙(スプラトリー)諸島などを実効支配する中国に対し、フィリピンのアキノ前政権が国際法違反だとして強く反発し、国際的な仲裁裁判所に訴えた。2016年7月には南シナ海のほぼ全域に主権が及ぶとする中国の主張を退ける判決が出たものの、中国は判決を受け入れず、軍事拠点化が進む。

南シナ海問題を巡ってはトランプ米大統領が仲介に意欲を示しているほか、日本も国際法に基づいた平和的解決の重要性を主張する見通し。中国は「当事者でない国が介入すべきではない」として、日本などの批判を受け付けない姿勢を示している。

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