2017年11月24日(金)

レバノンのヒズボラ「サウジが宣戦布告」
後ろ盾のイランとサウジの緊張強まる

中東・アフリカ
2017/11/11 10:58
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 【カイロ=飛田雅則】レバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラの指導者ナスララ師は10日、「サウジアラビアがレバノンとヒズボラに宣戦布告しているのは明らかだ」と主張した。先週、辞任表明したレバノンのハリリ首相をサウジが拘束していると批判。ヒズボラと後ろ盾のイランの主張はサウジ側と対立し、緊張が強まっている。 ハリリ氏は先週、訪問先のサウジで「命が狙われている」として突然辞任した。ナスララ師は「辞任発表はサウジの圧力によるものだ」と批判。ハリリ氏はサウジに拘束されており、帰国が禁じられていると主張する。

 一方、サウジは「レバノンとヒズボラが、湾岸アラブ諸国に宣戦布告した」と、主張は正反対だ。ヒズボラを支援するイランとの対立が強まっており、自国民にレバノンへの渡航自粛や退避勧告を出すほどだ。

 従来、サウジは同じスンニ派のハリリ氏を支援してきた。だが、ハリリ氏は昨年の組閣の際、ヒズボラのメンバーを閣僚に入れ一定の保護を与えた。サウジはハリリ氏によるヒズボラへの接近に不満を募らせ、辞任を迫ったとの見方が広がっている。

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