2017年11月20日(月)

新潟の地銀3行決算 第四・北越銀が減益

金融機関
北関東・信越
2017/11/10 22:31
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 新潟県内の地銀3行は10日、2017年4~9月期決算を発表した。連結純利益は第四銀行北越銀行が減益、大光銀行が増益だった。日銀のマイナス金利政策導入から1年9カ月、厳しい収益環境を打開する糸口は見つからないままだ。経営統合の延期を決めた第四銀と北越銀は、県内シェアの向上に関する公正取引委員会による審査は着実に進んでいるとの認識を示した。

決算発表会見に臨む第四銀行の並木富士雄頭取(10日、新潟市)

 「貸出金利回りの面で極めて低水準な金利環境が続いている」。同日の記者会見で第四銀行の並木富士雄頭取はこう指摘した。

 17年4~9月期の連結純利益は0.5%減の74億円だった。利回りの低下で収益の中核である貸出金利息は4億円減少し、資金利益は7億円減の228億円だった。人件費は減少したが、基幹システムの償却負担が本格化したため、経費も増加した。

 純利益が22%減の28億円だった北越銀の佐藤勝弥頭取も「マイナス金利政策が続く中で収益環境は厳しい」と指摘した。同18%増の20億円と唯一増益となった大光銀の古出哲彦頭取も「貸出金利息の収入は前年に比べて落ちている。もうしばらくは(この状況が)続く」と話した。

 3行とも貸出金利息から預金者へ支払う利息を引いた利ざや収入は減少傾向が続いている。預貸金利ざやは第四銀が0.04ポイント低下の0.00%、北越銀は0.04ポイント低下の0.23%、大光銀は0.08ポイント低下の0.24と低迷している。

 同日、第四銀は18年3月期通期の連結純利益見通しを前期比12%増の129億円、北越銀行は5%減の64億円に上方修正した。それぞれ従来予想を1億円、19億円上回る。すでに修正を公表している大光銀とあわせ、いずれも17年4~9月期の当初予想比の上ぶれを通期決算に反映した。

 メガバンクではみずほフィナンシャルグループなどが店舗網の見直しに乗り出している。第四銀の並木頭取は生産性向上に向けて、ローンの審査など定型業務を代替するソフトウェアロボットを導入する方針も明らかにした。

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