2017年11月23日(木)

薗浦補佐官 中東など訪問へ 支援策の進捗確認

政治
東南アジア
中東・アフリカ
2017/11/10 23:30
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 薗浦健太郎首相補佐官は12~16日にイスラエル、パレスチナ、ヨルダンとフィリピンを訪問する。現地で日本の支援策の進捗状況を確認し、今後の支援強化のあり方などを話し合う。中東では、日本が提唱するパレスチナ支援策「平和と繁栄の回廊」構想の進み具合を視察。フィリピンでは、同国の沿岸警備隊を支援するため派遣された日本の海上保安庁職員らの活動を視察する。

 視察結果は、政府の今後の中東支援策や、南シナ海での中国の活動を踏まえた東南アジアへの海上保安活動支援策の改善に反映する。

 中東では、日本政府が「平和と繁栄の回廊」と呼ぶヨルダン川西岸エリコに農産物加工団地を建設。イスラエルやヨルダンに協力させる形で、パレスチナの経済的自立を支援する枠組みを主導している。イスラエルとパレスチナの摩擦を和らげるのが狙いだ。

 日本が中東情勢に積極的に関わる姿勢を示すのは、これまで「資源外交」に軸足を置いてきた中東地域での日本の新たな役割を模索するためだ。

 同時に、中東情勢への関心が高いトランプ米政権との関係を深めるテコになるとみている。トランプ大統領の側近に女婿のクシュナー上級顧問らユダヤ系米国人が目立ち、中東和平問題などイスラエルやアラブが関わる問題に敏感だ。日本が中東で存在感を示すことが間接的に日米関係の強化につながるとの考えだ。

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