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特定騎手に依頼集中 一流馬対決消える弊害

2017/11/11 6:30
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 ムチも使わない圧勝だった。5日に東京で行われたG2、アルゼンチン共和国杯(芝2500メートル)。5月の日本ダービー2着以来の出走で、1番人気に推されたスワーヴリチャード(牡3)は、好位置から直線でスルスルと抜け出し、最後は2着に2馬身半差をつけた。今回が初騎乗だったミルコ・デムーロ騎手(38)も、「すばらしい能力」と興奮気味に振り返った。

 上半期の疲れが抜けきらず、栗東に戻るのが9月末と遅れたが、56キロを背負って年長馬を完封し、東京では4戦2勝2着2回。次の目標は当然、東京のジャパンカップ(26日・G1)と思いきや、次戦は有馬記念という。間隔が短い点もあるが、デムーロがサトノクラウンに騎乗予定で塞がっていた事情が影響したことは想像に難くない。デムーロの騎乗馬では、菊花賞を勝ったキセキも、ジャパンカップではなく、12月の香港ヴァーズに進む方向だ。

 デムーロや勝利数首位のクリストフ・ルメール騎手(38)に、有力馬が集中する弊害は大きい。一流馬の対決が消えるのだ。スワーヴリチャードやキセキがジャパンカップに参戦していれば、ダービー馬レイデオロと、3歳トップを決める一戦になるはずだった。

 その意味で、オークス馬ソウルスターリングのジャパンカップ参戦決定は意味深い。主戦のルメールがレイデオロに乗るため、クリスチャン・デムーロ(25)に交代。ダービー馬と年長馬に挑む。

(野元賢一)

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