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加計獣医学部の設置認可を答申 文科省審議会

(更新)

学校法人「加計学園」(岡山市)の愛媛県今治市への獣医学部新設計画を巡り、文部科学省の大学設置・学校法人審議会(設置審)は開設を認める答申を林芳正文部科学相に提出した。林文科相が10日の閣議後記者会見で発表した。近く正式に認可する。開学は来年4月の予定で、獣医学部の新設は国内では52年ぶりとなる。

加計学園が建設中の岡山理科大獣医学部(6日、愛媛県今治市)

会見で林文科相は「(設置審で)慎重かつ公平公正に行っていただいた。答申を尊重し速やかに判断したい」と述べた。

答申は9日付。同学園が運営する岡山理科大の獣医学部を含む8大学の学部新設などを認めた。同大の獣医学部獣医学科の定員は1学年140人で国内最多。設置審は留意事項として、厳格な定員管理や人数を分散して実習を行うといった教育の工夫を求めた。

高齢の教員の割合が比較的高いことや同学園傘下の他大学の定員割れなども指摘し、適切な対応や改善を促した。

答申を受け、自民と立憲民主両党は14日をめどに衆院文部科学委員会を開くことで合意した。

獣医師の増えすぎを防ぐため、文科省は告示で獣医学部の新設を規制。加計学園は2017年1月、地域限定で規制を緩和する政府の国家戦略特区の事業者に選定され、設置審に開設を申請した。

しかし安倍晋三首相の知人が学園の理事長を務めていることから、何らかの便宜が図られたのではないかとの疑惑が浮上。国会で野党側が追及し、安倍首相や政府は一貫して否定した。

同省によると、審査の過程では「定員が多く教員が不足している」「卒業後の人材需要の動向が不明瞭」など改善を求める意見が多く出された。8月の答申では実習期間などの見直しが必要として判断を保留。学園側は当初計画から入学定員を20人減らし、教員数を70人から75人に増やした。教育内容も見直した結果、設置が認められた。

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