2017年11月20日(月)

米原油生産、2年5カ月ぶりに過去最高更新 日量962万バレルに

環境エネ・素材
北米
2017/11/10 4:31
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 【ニューヨーク=稲井創一】米エネルギー情報局(EIA)は、11月第1週の原油生産量が前週比6万7000バレル増の日量962万バレルになったと発表した。1983年の調査開始以来、週間で最高だった2015年6月第1週の同961万バレルを上回り、2年5カ月ぶりに記録を更新した。原油価格が回復基調で、シェール企業が増産に動いている。

テキサス州のシェールシェール油田=ロイター

 14年夏以降、原油相場は下落局面に入り、16年2月にはWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油先物が一時、20ドル台にまで下落。米原油生産も16年7月に日量842万8000バレルまで低下した。

 しかし、石油輸出国機構(OPEC)の減産合意などで原油価格が回復基調をたどり、17年2月には日量900万バレルを回復。直近ではWTIの価格が50ドル台後半に上昇しており、米原油生産に弾みがついている。

 米原油生産をけん引しているのはシェール企業だ。石油掘削装置(リグ)の稼働数は3日時点で729基とピーク時(14年10月10日、1609基)の45%の水準にすぎない。にもかかわらず過去最高レベルに生産が戻ってきているのは、シェールオイルの生産性向上で1油井あたりの生産量が増えていることがある。

 さらにシェール企業はリグで掘削したものの、生産していない油井の「在庫」を数多く抱えている。そうした油井を動かしてシェールオイルを生産しても、リグの稼働数は増えないため、足元では「在庫」による増産が増えているとみられる。

 EIAは今後も高水準の原油生産が続くとして、18年10~12月期には日量1000万バレル台に乗せると予測している。

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