2018年10月20日(土)

生産設備1台停止 中越パルプ工業 高岡で18年3月末 用紙の需要減

2017/11/9 22:00
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中越パルプ工業は9日、二塚製造部(富山県高岡市)の生産設備を2018年3月末に1台停止すると発表した。新聞用紙と、チラシやざら紙に使う印刷用紙を生産しており、削減する能力は年6万トン程度。同社の紙・板紙の生産能力の約7%弱に相当する。同社が大規模な能力削減をするのは10年ぶり。新聞の発行部数の減少や広告の電子化の流れが背景にある。

紙を製造する2号抄紙機を停止する。新聞用紙と印刷用紙は二塚製造部にあるもう1台の3号抄紙機に集約し、稼働率向上を目指す。常時稼働しているのは3号抄紙機のみで、2号抄紙機は月に1週間程度しか動いていない。2号抄紙機の活用方法は今後「他品種への切り替えを含めて検討する」(同社)という。

日本製紙連合会(東京・中央)によると9月の新聞用紙の国内出荷量は前年同月比6%減の22万3000トン。13カ月連続で前年実績を下回った。印刷用紙も減少傾向が続く。

需要の減少に加え、原料となる新聞古紙価格の高止まりも能力削減の判断を後押しした。同社の担当者は「損益環境は非常に厳しくなっていた」と明かす。同社が同日発表した17年4~9月期の連結最終損益は7000万円の赤字(前年同期は12億4000万円の黒字)だった。

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