2017年11月20日(月)

東京都中野区、哲学堂公園を再生

東京
2017/11/9 22:00 (2017/11/10 13:16更新)
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 東京都中野区は都の名勝である区立の哲学堂公園を再生整備する。散策路の改修や樹木の整理などに加え、哲学を主なテーマとする学習展示施設を新設する。2019年度中に完成させ、20年東京五輪・パラリンピックに向けた地域の新たな観光拠点とする。国の名勝指定もめざす。

哲学堂公園はサクラの名所(東京都中野区)

 哲学堂公園は1904年(明治37年)に、東洋大学の創立者として知られる哲学者の井上円了が開設した。視覚的に哲学を表現しようと試みたユニークな公園で、75年に区立公園となった。面積は約5.2ヘクタールで、野球場やテニスコートもあり、住民の憩いやスポーツの場として親しまれている。

 新たに整備する学習展示施設は2階建てで延べ床面積約1200平方メートル。セミナーに使える部屋や、シアタールームを用意する。哲学をわかりやすく紹介する展示のほか、公園周辺の地域の歴史や文化も発信する。野球やテニスを楽しむ人向けに更衣室やロッカーも設ける。

 庭園は「経験坂」「主観亭」「唯物園」といった哲学用語を使った「77場」がメイン。経年劣化した道を修復し、解説図を充実させる。サクラやツツジなどが咲く区内有数の花の名所として、植栽も増やす。必要なところに手すりを設けるなど、幅広い世代の利用を想定したユニバーサルデザインも導入する。

 17年度内に設計を終え、18年度には整備工事を始める予定だ。総事業費は15億~20億円程度と見込む。

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