2017年11月20日(月)

米メディア報道、米中首脳会談は習氏に軍配

トランプ歴訪
中国・台湾
北米
2017/11/9 17:59
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 トランプ米大統領と、台頭する中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席による世界の「2大巨頭」の首脳会談を受け、米メディアでは習氏の側に軍配を上げる報道が目立った。

 ワシントン・ポスト紙は共同記者発表で北朝鮮問題や貿易赤字について中国への直接的な批判を封印し、自国のオバマ前政権を責めたトランプ氏について「中国から譲歩を引き出したいと望んでいたが、共産党大会を経て権力基盤を固めた習氏は強かった」と評した。

 同紙は、トランプ氏が「あふれんばかりの(米中経済協力への)称賛の言葉を尽くした」のに対して、習氏の方は「慎重で抑制的だった」と分析。共同記者発表で記者からの質問を受け付けなかったことについても「自由な報道を制限する習氏側の勝利」と述べた。

 ウォール・ストリート・ジャーナル紙は「中国は貿易問題ではほとんど何もしない一方で、トランプ氏を(世界遺産の故宮でもてなすなどの)大歓迎でおだてようとした」と断定。米中企業が結んだ総額28兆円規模の契約も巨額の貿易赤字を解消する効果は薄いと指摘した。

 ニューヨーク・タイムズ紙は「トランプ氏は世界のリーダーシップを中国に譲ろうとしている」とするコラムを掲載した。環太平洋経済連携協定(TPP)から離脱し、伝統的な国内製造業の復活を目指すなど内向き思考を強めるトランプ氏と「一帯一路」構想などを通じて影響力を拡大する中国を対比。「20世紀後半以来の自由な国際秩序を明け渡そうとしている」と批判的に論じた。

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