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履正社・安田、本塁打王の系譜 ロッテ1位指名

10月のプロ野球ドラフト会議で、大阪・履正社高の安田尚憲がロッテから1位指名された。高校通算65本塁打をマークした大型内野手。憧れだったプロへの道が開け「ずっと自分の目標であった松井秀喜選手(元ヤンキースなど)のように、ファンを魅了できるホームランバッターになるのが自分の夢」と笑顔を浮かべた安田は「将来的には本塁打王を取りたい」と高い目標を掲げた。

1位指名を受け同僚に胴上げされる安田(10月26日)=共同

今春の選抜高校野球では準優勝を経験。高校通算111発を放った早実(東京)の清宮幸太郎とは同じ左のスラッガーで、常に「東の清宮、西の安田」と比較されてきた。清宮には高校生としては史上最多タイの7球団が1位指名で競合した末、日本ハムが交渉権を獲得。安田はいずれも清宮の抽選を外したロッテ、阪神、ソフトバンクの3球団が2度目の入札で競合し、ロッテが交渉権を得た。

清宮の「外れ1位」となった形だが、悔しさをあらわにはしなかった。「さすがだなと思うが、これからはそういうところ(清宮との比較)で戦うわけじゃない。プロに入ったら、またゼロからのスタートになる」

履正社高にはT―岡田(オリックス)、山田哲人(ヤクルト)とプロで本塁打王を獲得した2人のOBがいる。野球部の岡田龍生監督は「最初から素質が飛び抜けていたのはT―岡田。安田も体は大きかったが、入学した頃の打球の飛距離や角度は岡田に及ばず、プロ入りは確信できなかった」と振り返る。

だが、2年生になると本塁打を量産し、T―岡田に負けない飛距離を誇るように。授業態度など学校生活でも模範生だという安田を、岡田監督は「本当に頭の良い子。人の話をきちんと理解して、取捨選択しながら必要なものをうまく採り入れることができる。一歩一歩、着実に力をつけた」と評価する。

T―岡田と、2015年から2年連続のトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)を達成した山田も、外れ1位での入団。偉大な先輩と重なる船出となった。岡田監督は「左翼から右翼までどこにでも本塁打を打てる筒香(嘉智、DeNA)みたいな打者になってくれれば。履正社OBで3人目の本塁打王を目指してほしい」と期待をかける。

清宮と「1軍の舞台で一緒に戦うことを目指したい」と話す安田は「本塁打は一振りで球場の雰囲気を変えられる。本塁打にこだわって、球界を代表するような大きい選手になりたい」。井口資仁新監督の下、大きく飛躍するつもりだ。

(常広文太)

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