2017年11月19日(日)

ソニー石塚執行役「医療は10年の計」、当初目標を撤回

エレキ
ヘルスケア
2017/11/9 15:02
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 ソニーでカメラ事業などを統括する石塚茂樹執行役は9日、「医療事業は10年の計で取り組んでいく」と、長期的な視点で事業を成長させていく方針を明らかにした。オリンパスと共同出資会社を設立して医療分野に参入したが、当初掲げた2020年に2000億円という売上高目標は10月末に撤回した。

ソニーの石塚茂樹執行役

 同日、日本経済新聞などの取材に応じ、20年に売上高を2000億円にするという目標については「ほとんどメディカル事業を始めていない段階で策定した目標で、甘かった」と話した。

 医療事業の足元の売上高は公表していないが、これまで医療機器は顕微鏡など2商品を開発した。製品開発期間など、時間軸に対して読み違えがあったという。

 医療事業は2013年に設立した「ソニー・オリンパスメディカルソリューションズ」を通じて展開している。「医療分野に対するコミットメントは一切ぶれることはない」とし、今後も継続的に成長に向けて強化する姿勢を示した。

 9月には高精細な4Kと3次元(3D)技術を搭載した手術用のデジタル顕微鏡システムを開発した。石塚執行役は「短期的な売り上げ成長よりも、中長期にわたって利益を伴ったビジネスに育てる」とする。

 一方、主力のデジカメ市場は縮小傾向にあるが、ソニーのデジカメ事業は堅調だ。石塚氏は「かつては電機屋のカメラと揶揄されたこともあった」と話しつつ、高いCMOS(相補性金属酸化膜半導体)センサー技術を武器に、高価格帯のコンパクトカメラ「RXシリーズ」や、小型軽量でフルサイズを実現したミラーレス一眼カメラ「αシリーズ」の評価が高まっている。17年上半期はレンズ販売額で国内シェアが2位に浮上した。

 サポート体制の強化や商品拡充を通じ、プロ市場の開拓にも注力する考え。石塚氏は「静止画や動画、民生用からプロ用までの境目をなくして、一体となってサービスを含めて提供し、トップブランドを確立する」と話した。

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