那須塩原市が逆転勝訴 旅館建物の税減額認めず

社会
2017/11/8 21:19
保存
共有
印刷
その他

栃木県那須塩原市の温泉旅館経営会社が、観光客減少などを理由に建物の固定資産税の評価額を減らすよう市に求めた訴訟の控訴審で、東京高裁は8日、請求の一部を認めた一審宇都宮地裁判決を取り消し、市の逆転勝訴判決を言い渡した。

昨年12月の一審判決は、旅館がある旧塩原町の観光客数が2003~12年度に約27%減り、宿泊施設の数も約25%減ったと指摘。旅館の建物は転用が難しく、観光客の著しい減退傾向は建物の価値を低下させると判断した。

高裁の河野清孝裁判長は「塩原温泉街で03年以降に倒産や経営移譲をした旅館の大半は建物が競売などで譲渡されており、経営を続けている例も複数ある。観光客や宿泊施設が減ったことによって、ただちに建物の価値が減少するとは認められない」と結論付けた。〔共同〕

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]