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シンガポール航空7~9月、利益3倍に

旅客・貨物の需要堅調

【シンガポール=谷繭子】シンガポール航空の7~9月期決算は、純利益が1億8900万シンガポールドル(約158億円)と、前年同期の約3倍に跳ね上がった。旅客、貨物の両部門で需要が堅調で運賃収入が増えた。売上高は同5%増の38億4700万シンガポールドルだった。ただ激しい競争で旅客運賃は下落を続けており、気を抜けない状況だ。

本体のシンガポール航空は旅客数が前年同期を2.4%上回り、営業利益は同2.2倍に増えた。格安航空子会社のスクートなども含むグループ全体では、旅客数は同6.7%増えた。四半期で大幅増益だったのは前年同期の業績が低迷していたせいもあるが、上半期でも純利益は32%増えた。

しかし業界内の顧客獲得争いで値下げ傾向は続いている。旅客単価にあたるイールド(旅客1人を1キロメートル運んで得る収入)は前年同期より2%下落した。ゴー・チュンポン最高経営責任者は「今後も(良好な)需要は続きそうだが、供給拡大も続く」と警告した。

好転が顕著だったのは貨物部門だ。輸送量、単価ともに上昇した。「年末の繁忙期も好市況が続く」と同社幹部は述べた。

5月から始めた3年間の事業変革計画についてゴー氏は「収入管理システムの見直しなど一部で成果が出始めた」と述べた。同社は8月、客室乗務員に無給休暇を取らせるなどしたが、人員削減計画は発表していない。

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