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アマゾン「エコー」日本語版の実力は? 記者が体験

アマゾンは人工知能(AI)を搭載するスピーカー「エコー」を今月、日本でも投入する。「アレクサ」と呼びかけると天気やニュースなどを読み上げたり、照明などを操作したりできる。米国などで先行しているが、日本語は独特の言い回しやニュアンスがあり、英語版とまったく同じとはいかないはず。実力はどれほどのものか、発表会の会場で記者が試してみた。

AIスピーカー「アマゾンエコー」を発表するアマゾンジャパンのジャスパー・チャン社長(8日午後、東京都渋谷区)

「アレクサ」。記者が円筒型のエコーに話しかけると上部のライトが青く点灯。続いて「ニュースを読みあげて」とお願いすると青や水色の光がぐるりと回転した。しばし思考時間があった後、「フラッシュニュースです。NHKからお伝えします」。

クラウド上のAIで認識

続いて「東京・錦糸町の天気を教えて」。「すみません、その場所の天気情報は見つかりませんでした」。どうやら、錦糸町という地名は判別されないようだ。その後、範囲を広げて墨田区の天気を尋ねると、気温や降水の状況などを教えてくれた。

エコーは上部の外周に6つ、中央に1つの合計7つのマイクを備えている。このマイクが利用者の声を認識し、クラウド上のAIで話している内容を分析。適した答えを人工音声が読み上げる。「アレクサ」と聞こえた方向に近い位置のマイクの音だけを認識する機能があり、雑音が多い空間でもスピーカーが反応してくれる。

音楽を流す機能もある。「スピッツの曲を流して」とお願いすると、聞き慣れた曲が流れ始めた。「90年代のJポップ」「楽しい雰囲気の曲」といった漠然としたリクエストにも応えてくれる。それぞれの曲に「楽しい曲」といった具合に情報がひも付けられているという。

ネット通販も可能

アマゾンの主力であるネット通販での買い物はどうか。「ミネラルウオーターを買いたい」と話しかけると「○○という商品が最初に見つかりました」との答えが返ってきた。だがその直後、「設定に不備があり注文できません」。

会場からは注文できなかったが、エコーを管理するスマホアプリに、普段使うアマゾンのIDを登録すれば買い物もできるそうだ。エコーが消費者の手元に届く頃には機能が使える状態になっているという。「いつも買っている商品を注文して」といった使い方が便利そうだ。

実際に生活で使ったわけではないが、普段使うには十分すぎる性能というのが率直な感想だ。これだけ賢いなら何か言ってくれるのでは……という期待を込めて聞いてみた。

「アレクサ、グーグルホームってすごい?」

青い光がぐるりとまわって一言。

「すみません、わかりません」

本当にわからないのか、慎み深いだけなのか……。

(毛芝雄己、諸富聡)

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