2017年11月19日(日)

話し声を聞きやすく、ソニーの首かけ型集音器

科学&新技術
BP速報
2017/11/9 6:00
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日経テクノロジーオンライン

 ソニーは、人の声やテレビの音など、聞きたい音を大きくできる首かけ型の集音器「SMR-10」を2017年11月25日に発売する。イヤホンに内蔵したマイクで人の声や周囲の音を拾い、増幅して聞き取りやすくする。付属の充電台がテレビ音声の送信機を兼ねており、テレビ音声をワイヤレスで伝送することもできる。

首かけ集音器「SMR-10」(写真:ソニー)

首かけ集音器「SMR-10」(写真:ソニー)

 今回の製品は、自然な聞き取りやすさを実現するために、主に3つの技術を取り入れた。1つめは、周囲の環境に合わせて聞こえ方を自動調整する「オートシーンセレクト」。周囲の音を常に解析し、自宅などの静かな場所から、電車内などの騒音が大きな場所まで、環境に合わせた聞こえ方を調節する。2つめは、自分が話すときに音の増幅を抑える「マイボイスキャンセリング」。左右のイヤホンに内蔵した集音マイクとは別に、自分と相手のどちらが話しているかを判別する専用マイクを内蔵した。相手の話を聞いているときは集音マイクの音を増幅し、自分が話しているときは増幅を抑える。

「オートシーンセレクト」の概要(図:ソニー)

「オートシーンセレクト」の概要(図:ソニー)

「マイボイスキャンセリング」の概要(図:ソニー)

「マイボイスキャンセリング」の概要(図:ソニー)

 3つめは、電話の受話器を耳に当てたり、イヤホン部分を手に覆ったりしたときのハウリング音を防ぐ「ハウリングキャンセリング」。このほか、左右の周波数特性を充電台で調整可能にしたほか、約10秒間流れる音楽を聴くだけでイヤホンから出てマイクに再度入る音の個人差を学習して、ハウリングキャンセリングを最適化する機能を備えた。

 付属の充電台は、テレビ音声のワイヤレス送信機を兼ねている。テレビと充電台を付属ケーブルで接続して、ネックバンドのスイッチを切り替えるとテレビ音声をイヤホンやネックバンドのスピーカーから聞くことができる。ワイヤレスヘッドホンとしての利用や、子どもが寝ているそばなど音量を気にする場面での利用を想定する。電源の状態や設定の切り替えなどの操作方法は、音声でわかりやすく案内するよう工夫した。

付属の充電台(写真:ソニー)

付属の充電台(写真:ソニー)

 約3時間の充電で、集音時は24時間、テレビ視聴時はイヤホンの場合が約15時間、スピーカーの場合が約10時間利用可能。重さは約90g。折りたたんで持ち歩くことができる。本体色はブラックとホワイトの2種類。価格はオープンで、市場推定価格は3万5000円前後(税別)。

(日経テクノロジーオンライン 森元美稀)

[日経テクノロジーオンライン 2017年11月8日掲載]

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