2017年11月22日(水)

駐車場出入庫をETCで管理、首都高が実験

東京
2017/11/8 1:00
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 首都高速道路は自動料金収受システム(ETC)を活用した新サービスの実証実験を始めた。まず東京都内の駐車場の定期利用者を対象に、精算機で操作しなくても車を出入庫できるようにした。将来は料金決済機能も付与し、時間貸し駐車場などへの活用も検討。ETCの使途を高速料金の支払い以外にも広げ、新たな需要を開拓する。

千駄ケ谷駐車場で実証実験を始めた(東京都渋谷区)

 実験は首都高のグループ会社が高架下で運営する千駄ケ谷駐車場(東京・渋谷)で実施。アマノが駐車場管理システム、日立製作所が通信インフラで協力する。

 従来は出入庫時に定期駐車券を精算機に挿入する必要があった。実験では高速道の出入り口に似たゲートやシステムを導入。ETCアンテナを通じ、出入庫の状況を即時に把握する。

 実験の参加者として駐車場の定期利用者のうち、イオン銀行のETCカード付帯クレジットカードを持ち、車にETC車載器がある50人を募集。2018年1月中旬まで実験を続ける予定で、使い勝手や改善点などを検証する。

 出入庫システムと決済機能を結び付ければ、時間貸し駐車場でも新サービスが可能になる。駐車場料金の支払時の機械操作や時間を省けるうえ、駐車券発行などのコストや資源の削減にもつながる。

 将来はETC技術を活用したサービスとして、ガソリンスタンドやファストフード店のドライブスルーでの料金支払いなども想定している。ETCを活用した実験は東日本高速道路(NEXCO東日本)も12月以降に始める方針だ。

 国土交通省は双方向の通信機能を持ち、交通渋滞の回避や安全運転の支援に関する情報も知らせる次世代型の「ETC2.0」の普及に努めている。高速道から一時退出して道の駅などを利用できる実験をしているほか、渋滞を避けたルートを選んだ場合の料金割引も検討している。一連の取り組みを通じ、ETCの活用拡大を目指す。

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