横浜港の寄港数、過去最多 2017年は178回
横浜市は7日、2017年の横浜港へのクルーズ船寄港数が178回で、現在の受け入れ体制が整った02年以降、過去最多になると発表した。18年は8隻の外国客船が初入港するなど既に206回の予約が入っている。林文子市長は「クルーズ市場が伸びていることもあり、非常に勢いがある。受け入れ体制を整えていくことで、さらに数が増えるのでは」と期待感を示した。

寄港数は7日までの実績と12月末までの予約を合計した。内訳は日本客船が121回、外国客船が57回。16年実績を51回上回る。これまでの最多は13年の152回だった。
18年は17年10月末時点で日本客船が94回、外国客船は112回の予約が入っている。全室がスイートルームの豪華客船「スター・レジェンド」や、マスト高68メートルで乗客定員が4300人以上の超大型船「MSCスプレンディダ」など8隻の外国客船が初入港する予定だ。
18年4月28日には大黒ふ頭、山下ふ頭、大さん橋に計3隻の客船が入港する計画で、「9万トン以上の大型船が同時に入港するのは初めて」(市客船事業推進課)という。
林市長は「単に寄港してもらうだけでなく、横浜で長い時間を滞在してもらえるよう、横浜から神奈川を一周するようなツアーが増えていくよう、魅力向上に取り組んでいきたい」と述べた。