2017年11月22日(水)

自動運転 神戸で実験 市やNTTドコモ、AIがルート選定

関西
自動運転
2017/11/7 20:23
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 神戸市やNTTドコモなどは7日、自動運転車の実証実験を始めると発表した。地域住民が買い物や病院などに行く際の利用を見込む。12月には人工知能(AI)を使って最適な運行ルートを自動で割り出す実験を始める。高齢化が進むニュータウンの足として住民の利便性を上げ、今後は市内の他地域にも取り組みを広げることを検討する。

神戸市などは高齢化が進む地域住民を自動運転車で運ぶ実証実験を始めた(7日、神戸市北区)

運転手が監視し自動運転を実験する(7日、神戸市北区)

 神戸市北区筑紫が丘で同日から12月24日まで実証実験をする。ミニバンを改造した自動運転車2台を使う。約2カ月の長期にわたって、自動運転車に住民が乗り住宅地を走行するのは珍しい。みなと観光バス(神戸市)などの運行会社が、群馬大学が開発した自動運転システムや車両を運用する。NTTドコモは車両が接近すると警告音を鳴らす専用端末を住民に貸し出す。

 期間前半は時刻表に基づき一定のルートを走行するが、後半ではNTTドコモが開発したAIを使って最適な運行ルートを自動で割り出す実験も始める。自動運転システム自体は無人走行が可能な「レベル4」に対応しているが、実証実験では安全面に配慮し運転手を付ける。実証実験は日本総合研究所が企画した。

 1970年代に開発された筑紫が丘地区は約5700人の人口の4割が65歳以上で、運転免許証を返納する住民が増えている。三宮などへの中距離の路線バスは整備されているものの、坂道が多い近距離での移動手段を望む声が多かった。2016年度に近距離のバス運行を試した、みなと観光バスの松本浩之社長は「自動運転車で将来は運転手不足と採算性をカバーしたい」と話した。

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