2017年11月19日(日)

トヨタ、北米・アジア輸出上積み 17年度計画

中部
2017/11/7 21:30
保存
共有
印刷
その他

 トヨタ自動車は7日発表した2017年度の輸出計画で、北米とアジア向けの輸出台数をそれぞれ1万台上積みした。北米では大型車、中国では高級車ブランド「レクサス」が好調だった。もっとも中近東向けの輸出が2万台減り、輸出台数全体は従来計画通りの180万台となる。国内販売も堅調で国内生産は300万台体制を維持する。

決算発表するトヨタ自動車の永田副社長(右)と大竹専務役員(7日午後、東京都文京区)

■中近東向けは減少

 北米向けの輸出は78万台と、8月に公表した計画を1万台上回る。前の年度に比べると1割の伸びだ。米国では原油安を背景にハイブリッド車(HV)「プリウス」が約3割減(9月)となるなど振るわない一方で、大型車の人気が高まっている。市場全体で多目的スポーツ車(SUV)やピックアップトラックといった大型車への需要のシフトが進んでいる。

 トヨタの9月の米国販売実績によると、大型SUV「RAV4」は前年同月比約4割増の4万2千台と好調だった。RAV4は高岡工場(愛知県豊田市)で生産し、輸出している。7月に発売した主力セダン「カムリ」も、米国で現地生産する体制が整うまでは、堤工場(同)から一部を輸出している。

 アジア向けの輸出台数も1万台多い29万台となる。主な要因はレクサスのSUV「RX」やセダン「ES」などが伸びた中国が好調なためだ。

 中国事業は競争環境が厳しいものの「1~10月の販売実績は前年の同じ期間に比べて8%程度伸びており堅調とみている」(大竹哲也専務役員)。小型セダン「レビン」など現地で生産する車種も売れているという。

 一方、産油国の多い中近東向けは原油価格の下落による市場低迷が続いている。大型SUV「ランドクルーザー」などの売れ行きが鈍っており、中近東向けの輸出台数は2万台少ない21万台に下方修正した。前期比では1割弱の減少となる。

■国内生産300万台体制は維持

 国内販売台数は従来計画通りの158万台を見込む。16年末に発売した小型SUV「C―HR」が売れているほか、ダイハツ工業が生産する小型ミニバン「タンク/ルーミー」も好調だ。

 輸出と国内販売がともに堅調なため、国内生産台数は当初計画通りの318万台を維持する。

(高橋そら)

今なら有料会員限定記事がすべて読めます!
電子版10日間無料お試しキャンペーンは11月20日まで!

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ

企業・業界をもっと詳しく

企業がわかる。業界がみえる。ニュースとデータをまとめてチェック!



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報