2019年3月25日(月)

ヤマト、宅配便2年7カ月ぶり減 10月 荷受け抑制で

2017/11/7 15:31
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ヤマト運輸は従業員の負担軽減で荷物数の抑制に取り組んでいる

ヤマト運輸は従業員の負担軽減で荷物数の抑制に取り組んでいる

ヤマト運輸が7日発表した10月の宅配便取扱実績によると、荷物数は前年同月比1.1%減の1億4402万個だった。2年7カ月ぶりの減少。従業員の負担軽減のために取り組んでいる荷物数の抑制と値上げの影響が出た。ネット通販会社は宅配会社の切り替えや、消費者向け送料への転嫁などの対応を迫られている。

ヤマトはネット通販の荷物の増加で従業員の長時間労働が問題となったことから、今春に荷物数を減らす「総量抑制」の方針を表明。大口顧客に値上げと出荷数の調整を求めてきた。

4~9月は交渉中のため荷物数が増加基調で推移していた。しかし、9月末までに主要1000社とほぼ交渉を終えたこともあって減少に転じた。10月に個人向け料金を引き上げたことも影響した。荷物数が前年同月を下回るのは、消費増税の駆け込み需要の反動で減少した2015年3月以来となる。

ヤマトの総量抑制方針を受けて、酒類販売のカクヤスは8月にネットで注文を受けた商品の配送を佐川急便に変更した。手帳などの通販を取り扱うほぼ日刊イトイ新聞も、同月に配送を日本郵便に変えた。ヤマトの値上げを受け入れたとみられる通販大手のスタートトゥデイアスクルは、顧客向け送料を見直している。

ヤマトは17年度の宅配便取扱数を前年度比2.2%減の18億2600万個とする計画を立てている。消費者や通販会社への影響は今後さらに大きくなるとみられる。

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