2017年11月18日(土)

サウジで拘束王子ら近く裁判 反汚職委「不正の証拠ある」

中東・アフリカ
2017/11/7 9:18
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 【ドバイ=岐部秀光】サウジアラビアで、有力王子や現職閣僚ら数十人の拘束を指示した反汚職委員会は6日、「不正がはびこっていたことを示す広範な証拠を握っている」と指摘、近く拘束者を裁判にかけると発表した。同委員会は一斉拘束の直前に設置が発表された組織で、事態の急展開にサウジの国民も衝撃を受けているもようだ。

 英BBCによると、モジェブ法務長官は「どこであろうと、汚職を根絶やしにする強力なプロセスの始まりにすぎない」と述べ、今後も反腐敗の取り締まりを強化する立場を表明した。

 首都リヤドの高級ホテルに11人の王子と官僚やビジネスマンあわせて38人が拘束され、尋問を受けているもよう。同ホテルは10月下旬に世界の投資家や有力政治家を集めて、サウジが経済改革の推進を訴える会議を開いた場所だった。拘束された有力王子の側近は日本経済新聞の取材に対し「事態が好転することを願っている」と述べた。

 汚職捜査を名目とする一斉拘束は、サルマン国王の息子であるムハンマド皇太子の権力掌握手段のひとつとの見方が出ている。国内に大きな反発を招くリスクがある。

 一方、国営サウジ通信はサルマン国王が6日、レバノンの首相を突如辞任すると表明したハリリ氏と会談する写真を報じた。ハリリ氏は4日、サウジでテレビ演説し「暗殺される恐れがある」として辞意を表明した。

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