英政界、セクハラ疑惑広がる
閣僚辞任、政権に打撃も

2017/11/6 15:54
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【ロンドン=小滝麻理子】英政界でセクハラ疑惑が広がっている。議員による秘書や女性記者への性的嫌がらせが相次ぎ発覚し、1日には閣僚が辞任に追い込まれた。メイ首相は再発防止に乗り出したが、国民の政治不信は高まっており、問題が拡大すれば政権への打撃も避けられない。

発端は米国の有名映画プロデューサー、ハーベイ・ワインスタイン氏による長年のセクハラが発覚した問題だ。これを機に、英議会でも議員たちから性的嫌がらせを受けたとの女性による告発や暴露報道が相次いだ。

メイ政権の主要閣僚の一人だったファロン国防相は、15年前の党大会の夕食会で女性記者の膝に手を置いたことが発覚。ファロン氏は1日、「国の軍を率いるのにふさわしい行為ではなかった」との書簡をメイ氏に出し、辞任を表明した。

ネットでは、現役の保守党議員36人の「不適切な性的行為」を告発する文書が浮上。政権ナンバー2のグリーン筆頭国務相は女性の政治活動家にみだらなメッセージを送ったと批判されている。

最大野党の労働党でも、女性活動家が党の上級職員からレイプされたと告発し、党は内部調査に乗り出した。

メイ氏は「各党は議会内で働く人たちの尊厳を守る義務がある」と述べ、議会内に超党派の専門機関を設ける方針を表明。メイ氏は6日に各党党首らと対策を協議する。ただ、セクハラ疑惑を巡る現地報道は過熱しており、事態の沈静化は見えていない。

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