2017年11月19日(日)

除雪車の自動運転、東日本高速が北海道で試行

自動運転
BP速報
2017/11/6 23:00
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日経コンストラクション

 東日本高速道路(NEXCO東日本)は除雪車の自動運転を目指して日本独自の衛生測位システム「みちびき」を活用した運転支援システムを北海道で試行する。道央自動車道の岩見沢インターチェンジ(IC)―美唄IC間の約21キロで、2018年1月から始める予定だ。

 みちびきは、8の字形の軌道を描きながら日本上空とオセアニアを周回する準天頂衛星。米国のGPS(全地球測位システム)をみちびきの信号で補完することで、センチメートルレベルで位置を把握することができる。

試行に用いる除雪車の運転支援システムの概要(資料:東日本高速道路会社)

試行に用いる除雪車の運転支援システムの概要(資料:東日本高速道路会社)

 試行では、路肩の雪を取り除くロータリー除雪車の運転を支援する。みちびきからの信号と高精度な地図情報を組み合わせ、除雪車の位置を誤差数センチメートルの正確さで把握。運転席に設置したモニターに走行位置などを表示してオペレーターの運転を支援する。

 モニターには、ガードレールからの距離や走行車線へのはみ出しを表示する。大きくはみ出ると警告を発する。さらに、雪に埋もれたガードレールへの接触を回避するため、道路のカーブに応じたタイヤの向きも示して運転を支援する。

 東日本高速が除雪車の運転支援に取り組むのは、操作にたけた熟練オペレーターの高齢化や労働者不足が懸念されるからだ。ICT(情報通信技術)の活用によって経験の浅いオペレーターでも的確に操作できるようにする。2013年度から研究・開発に着手しており、これまでにGPSを活用して凍結しやすい橋の位置をオペレーターに知らせるシステムなどを開発してきた。

 東日本高速では、21年度をめどにロータリー除雪車の操作や運転の一部を自動化したいと考えている。この段階ではオペレーターの乗車が必要だが、将来はオペレーターなしで除雪する完全自動化を目指している。

(ライター 山崎一邦)

[日経コンストラクションWeb版 2017年11月6日掲載]

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