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競争促すプラン次々 ロッテ・井口新監督始動

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2017/11/7 6:30
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 ロッテの井口資仁新監督(42)が始動した。10月の就任記者会見で「マリーンズを常勝球団にしたい」と高らかに宣言。2軍施設での秋季練習から鴨川キャンプと、さっそく選手たちにはハードトレーニングを課し、チーム最年長のいわば“兄貴分”のようなこれまでの立場から、指揮官としての表情に変わっている。

現役時代と同じ背番号「6」のユニホームを手に笑顔の井口監督=共同

現役時代と同じ背番号「6」のユニホームを手に笑顔の井口監督=共同

 10月14日、千葉市内のホテルで行われた就任会見で、新監督就任までの経緯が明かされた。8月上旬に伊東勤前監督が辞意を伝えてきたのを受け、新監督の選定を進め、同月後半に今季限りでの現役引退を明らかにしていた井口に打診したという。指導者経験なしでの監督就任を不安視する声があるのは承知の上で、山室晋也球団社長は「いつもベンチで試合を分析し、選手たちがどんなことで悩んでいるか、技術的にどんな壁にぶちあたっているか観察していると聞いたことがある。誰よりもチームの弱点、進むべき道を知っているということ。何より選手たちとのコミュニケーションができあがっており、すぐにいまのチームを変えることができる監督になれると判断した」と説明する。

日米それぞれの長所、自分の色に

 加えて、個人記録だけではないその球歴は魅力だったろう。ドラフト1位指名で1997年に福岡ダイエーホークスに入団すると、99年にダイエーのパ・リーグ初優勝と日本一に貢献。翌2000年にもリーグ連覇を果たし、03年には再び日本シリーズを制した。05年に米メジャーへ活躍の舞台を移し、シカゴ・ホワイトソックスでいきなりワールドシリーズ制覇。日米両方でのシリーズ優勝は日本人選手初だった。米国で4シーズンを過ごし、09年からはロッテでプレー。すると、ここでも10年にレギュラーシーズン3位からクライマックスシリーズを勝ち上がり、日本シリーズでも中日を4勝2敗1引き分けで下して、いわゆる「下克上」を果たした。

ホワイトソックスOBとして9月、エンゼルス戦の始球式を務めた=共同

ホワイトソックスOBとして9月、エンゼルス戦の始球式を務めた=共同

 行く先々でタイトルをつかんできたそのキャリアはまさに「勝ち方を知っている」(山室社長)。メジャー経験がある日本人の1軍監督は初めて。それでも井口自身は「すべてメジャーがいいわけではない。日米両方のいいところを自分の色として出していけたら」と柔軟な姿勢で取り組む構えだ。

 今季は優勝争いに絡むことなく、パ・リーグ最下位に終わった。再建も一朝一夕にはいかないだろうが、井口監督から悲観論は出てこない。再三口にするのが「マリーンズはこんな成績で終わるチームじゃない」との表現。今季の日本一ソフトバンクをはじめ、長年パ・リーグの各チームと戦ってきた上での言葉には、いまいる選手の潜在能力に手応えを持っているがゆえだろう。

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