日米の貿易協議、進展に期待 財界人会議が閉幕

2017/11/4 7:18
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【ワシントン=鳳山太成】日米の経営者がワシントンで開いた財界人会議は3日、アジア太平洋における高水準の貿易を目指すため「2国間の枠組みに関する日米間の論議が加速することを期待する」などとした共同声明を発表して閉幕した。トランプ米政権が掲げる保護主義的な通商政策が企業活動に影響を及ぼすとして懸念も表明した。

米側の議長を務めたシスコシステムズのチャック・ロビンス最高経営責任者(CEO)は記者会見で「何らかの貿易協定を結ぶよう速やかな動きを求める」と語り、日米自由貿易協定(FTA)に期待を表した。日本側議長を務めた東京海上日動火災保険の石原邦夫相談役は「日米FTAが何を目指すのか、日米間でまず共有していくことが大事だ」と述べた。

声明では、貿易赤字の削減を公約に掲げるトランプ政権を念頭に「貿易赤字か貿易黒字かという単純な基準に基づく風潮が高まっている」と懸念を表した。北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉で米国が自国製品の優遇を求めていることについて「日米の企業に有害な提案を再考するよう強く求める」とした。

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