2019年5月20日(月)

あなぶきグループ、焼酎廃液を燃料に 宮崎大とプラント

2017/11/3 2:00
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穴吹興産を中核とするあなぶきグループは焼酎廃液からエタノールを生成する実証プラントを宮崎大学と開発し、稼働を始めた。ボイラーで蒸留して製造したエタノールで再びボイラーを動かす循環システムで、廃液処理コストを大幅に減らせる。同大で研究データを蓄積し、将来は発電設備などを組み合わせて酒造メーカーなどに売り込む。

グループの穴吹ハウジングサービス(高松市)が宮崎大の敷地内にプラントを設置。建設費約4000万円を負担し同大に寄付した。

プラントでは焼酎廃液と焼酎には適さない芋くずを使う。廃液の酵母や酵素が芋くずに含まれるデンプンを分解しエタノールを生成。さらに蒸留させると廃液のエタノール濃度が70~80%に高まり、ボイラー燃料として活用できる。蒸留過程で発生するエタノール以外の残さも木質バイオ燃料などに使える。

中小焼酎メーカーの多くは廃液処理を業者に委託しており、1トン当たり1万円ほど費用がかかっているという。穴吹ハウジングは製品化の際にはボイラー余熱を利用して発電できる設備も加えて酒造メーカー向けに販売する。

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