2019年8月24日(土)

理研、他人のiPS移植 目の難病患者5人に

2017/11/1 18:05
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理化学研究所や神戸市立医療センター中央市民病院などは1日、他人から作ったiPS細胞を目の難病患者に移植する臨床研究で当初予定した5人の手術を終えたと発表した。1人目は3月に実施していた。それぞれ1年かけて安全性などを観察し、詳細を公表する予定だ。

研究チームは、京都大学iPS細胞研究所が備蓄する他人のiPS細胞から目の網膜細胞を作った。この細胞を含む液を同中央市民病院と大阪大学病院で「加齢黄斑変性」の患者の目に注入した。視力の低下を抑えられると期待している。

中央市民病院の担当者は「現時点で患者の年齢や病状などの公表は控えたい。1年間の経過観察後に詳細を説明する」と話している。

iPS細胞を使う目の難病治療は、理研の高橋政代プロジェクトリーダーが研究を率いる。2014年には患者の細胞からできたiPS細胞で世界初の手術をした。

患者本人の細胞は拒絶反応の心配が少ないが、細胞ががんにならないかを調べる検査などに約1億円かかったとされる。あらかじめ安全性を確かめた他人の備蓄iPS細胞を使えば、1人当たりの費用を大幅に削減できる。

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