2017年11月24日(金)

豪観光地「エアーズロック」19年から登山禁止に
先住民の「聖地」保護

南西ア・オセアニア
2017/11/1 15:39
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 【シドニー=高橋香織】オーストラリア内陸部にある世界最大級の一枚岩「ウルル(英語名エアーズロック)」への登山が2019年10月26日から禁止されることが決まった。11月1日、先住民アボリジニや政府関係者でつくる協議会が発表した。先住民が「聖地」とするウルルへの登山禁止を巡っては、観光への影響から論争が続いていた。

オーストラリアの有名観光地である「エアーズロック」=ロイター

 「長い時間がかかったが、ようやく登山を禁止できる」。協議会の会長で先住民のサミー・ウィルソン氏はこう話した。「観光客は歓迎だ」としながらも「地元の人が聖地とする場所には敬意を払ってほしい」と語る。

 ウルルや奇岩カタ・ジュタが点在する国立公園は世界遺産に登録され、世界中から年間25万人以上の観光客が訪れる。「巨岩の景観は登山なしでも十分に楽しめる」と国立公園の関係者は話す。訪問者に占める登山者の割合は年々減り、現在は20%を切っている。

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