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ハリルJ、恐れずに戦え 欧州遠征2連戦
サッカージャーナリスト 大住良之

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2017/11/3 6:30
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 「恐怖心を抱いてはいけない」

 ブラジル、ベルギーと対戦するサッカー日本代表メンバーを発表する席上、バヒド・ハリルホジッチ監督は何度もそう繰り返した。11月に欧州を舞台に行われる2試合は、まさにそこが重要なポイントだ。

本田と香川、岡崎の3人外す

 11月10日にフランスのリールでブラジル代表(キックオフ午後1時=日本時間午後9時)と、4日後の14日にはベルギーのブルージュでベルギー代表(キックオフ午後8時45分=日本時間15日午前4時45分)と対戦する日本代表。ハリルホジッチ監督は、本田圭佑(パチューカ)、香川真司(ドルトムント)、そして岡崎慎司(レスター)という過去7年間日本代表の攻撃の中心となってきて、世界的にも名を知られている3人をそっくり外し、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で決勝に進出した浦和レッズから5人もの選手を選んだ。

ハリルホジッチ監督は本田、香川、岡崎を外して欧州遠征に臨む決断を下した=共同

ハリルホジッチ監督は本田、香川、岡崎を外して欧州遠征に臨む決断を下した=共同

 本田、香川、岡崎の3人がそっくり外されたことには私も驚いた。本田は移籍したメキシコで活躍を始めており、岡崎はプレミアリーグで3得点、香川は所属のドルトムントで苦しんではいるものの、3人の経験と実績は相手が強ければ強いほど意味をもってくるからだ。

 代表試合数と得点数は、岡崎が111試合、50得点、本田が91試合、36得点、香川が89試合、29得点。3人合わせて291試合、115得点。今回選ばれた25人の総出場数と総得点数(679試合、43得点)と比較すると、いかにこの3人がとくに攻撃面で日本代表を背負ってきたかがわかる。

 しかしハリルホジッチ監督には、ワールドカップでやりたいサッカーがある。いや、「このサッカーができなければワールドカップで勝つことはできない」と信じるサッカーがある。それは、8月31日のオーストラリア戦で見せたサッカーだ。

 FWを含めて全員での献身的な守備。個々の戦い(デュエル)での勝利。そしてボールを奪ったら時間を無駄にせずに前に運び、シュートまでもっていく攻撃だ。

 本田、香川、岡崎の3人、なかでも本田と香川は、このサッカーへの適応に困難を感じている。これまでやってきたボールを支配して攻めるというスタイルから、現時点では抜けきれていない。それよりも、そうしたスタイルに適した選手を試してみたいというのが、今回のメンバーに表れたに違いない。

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