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第4次安倍内閣、1日夜発足 補正予算編成表明へ

(更新)

衆院選を受けた第195特別国会が1日召集され、安倍晋三首相を第98代首相に選ぶ。皇居での首相親任式と閣僚認証式を経て同日夜に自民、公明両党連立の第4次安倍内閣が発足する。2005年の第3次小泉内閣以来、12年ぶりにすべての閣僚を再任する見通し。特別国会の会期は12月9日まで39日間となる。

特別国会が召集され、国会正門から登院する衆院議員ら(1日午前)

安倍内閣は12年12月の第2次の発足から5年近くの長期政権となる。デフレ脱却や憲法改正、北朝鮮への対応が課題となる。首相は党両院議員総会で「重い責任を胸に刻み、結果を出していく」と決意を示した。

第3次安倍第3次改造内閣は1日午前9時ごろに開いた閣議で総辞職した。午後に開会する衆院本会議での首相指名選挙を経て安倍首相は公明党の山口那津男代表と会談し、連立政権の継続を確認する。夜の記者会見で17年度補正予算の編成を表明する。

与野党は午前に国会内で協議し、特別国会の会期を12月9日まで39日間とすることを申し合わせた。与党は当初、8日間を主張していたが、野党側の要求を受け入れた。首相の所信表明演説や各党の代表質問に加え、予算委員会も開く方向だ。与党は国家公務員給与法改正案の成立も目指す。

午後の衆院本会議で議長に自民党の大島理森前議長、副議長に立憲民主党の赤松広隆元副議長がそれぞれ選出される。議院運営委員長には自民党の古屋圭司元拉致相が決まる。自民党の二階俊博幹事長ら党執行部も続投する。衆院選を前に引退した高村正彦副総裁も留任する。

17年度補正予算は首相が衆院選で掲げた「人づくり革命」の実現に向けた待機児童対策や人工知能(AI)の導入といった「生産性革命」が柱。欧州連合(EU)と大枠合意した経済連携協定(EPA)に向けた農業の国内対策や災害対策の関連費用も盛る。補正予算は18年度予算と一体的に編成し、来年1月召集の通常国会の冒頭に提出する。

首相は内閣発足後、5日に来日するトランプ米大統領と会談し、挑発行為を繰り返す北朝鮮への対応を巡り話し合う。年内に首相が衆院選で訴えた教育無償化などの2兆円政策パッケージをまとめ、「全世代型社会保障」の実現を急ぐ。

憲法9条への自衛隊明記を柱とする自民党の憲法改正草案の国会提出への準備も進める。

首相の在職日数は第1次内閣を含めて2138日(1日現在)に達した。佐藤栄作、吉田茂両元首相に続く戦後3位。第4次内閣の発足は1952年の吉田元首相に続き戦後2例目となる。

第4次安倍内閣 (敬称略)
閣僚は全員が再任

総 理
安倍 晋三 (63)
あべ しんぞう
官房長官、党幹事長、官房副長官(成蹊大=衆(9)山口4)
(無派閥)
副総理 財務・金融
麻生 太郎 (77)
あそう たろう
首相、党幹事長、外相、総務相(学習院大=衆(13)福岡8)
(麻生)
総 務
野田 聖子 (57)
のだ せいこ
党総務会長、消費者行政担当相、郵政相(上智大=衆(9)岐阜1)
(無派閥)
法 務
上川 陽子 (64)
かみかわ ようこ
党司法制度調査会長、法相(米ハーバード大院=衆(6)静岡1)
(岸田)
外 務
河野 太郎 (54)
こうの たろう
党行革本部長、行革相(米ジョージタウン大=衆(8)神奈川15)
(麻生)
文部科学
林 芳正 (56)
はやし よしまさ
農相、経財相、防衛相(米ハーバード大院=参(4)山口)
(岸田)
厚生労働・拉致
加藤 勝信 (61)
かとう かつのぶ
一億総活躍相、官房副長官(東大=衆(6)岡山5)
(額賀)
農林水産
斎藤 健 (58)
さいとう けん
農水副大臣、党農林部会長(米ハーバード大院=衆(4)千葉7)
(石破)
経済産業
世耕 弘成 (54)
せこう ひろしげ
官房副長官、党政調会長代理、首相補佐官(早大=参(4)和歌山)
(細田)
国土交通
石井 啓一 (59)
いしい けいいち
党政調会長、財務副大臣(東大=衆(9)比例北関東)
(公明)
環 境
中川 雅治 (70)
なかがわ まさはる
党総務会長代理、参院議運委員長(東大=参(3)東京)
(細田)
防 衛
小野寺 五典 (57)
おのでら いつのり
防衛相、党政調会長代理、外務副大臣(東大院=衆(7)宮城6)
(岸田)
官 房
菅  義偉 (68)
すが よしひで
党幹事長代行、総務相、経産政務官(法大=衆(8)神奈川2)
(無派閥)
復 興
吉野 正芳 (69)
よしの まさよし
環境副大臣、文科政務官(早大=衆(7)福島5)
(細田)
防災・国家公安
小此木 八郎 (52)
おこのぎ はちろう
党国対委員長代理、経産副大臣(玉川大=衆(8)神奈川3)
(無派閥)
沖縄・北方
江崎 鉄磨 (74)
えさき てつま
党総務副会長、衆院法務委員長(立教大=衆(7)愛知10)
(二階)
一億総活躍
松山 政司 (58)
まつやま まさじ
党参院国対委員長、外務副大臣(明大=参(3)福岡)
(岸田)
経済財政・人づくり革命
茂木 敏充 (62)
もてぎ としみつ
党政調会長、経産相(米ハーバード大院=衆(9)栃木5)
(額賀)
地方創生
梶山 弘志 (62)
かじやま ひろし
党政調会長代理、国交副大臣、国交政務官(日大=衆(7)茨城4)
(無派閥)
五 輪
鈴木 俊一 (64)
すずき しゅんいち
党総務会長代理、環境相、外務副大臣(早大=衆(9)岩手2)
(麻生)

<表の見方>
氏名、年齢、略歴、カッコ内は出身校、当選回数、選挙区の順。細田、麻生、額賀、岸田、二階、石破は自民党派閥名。
(写真は共同)

官房・法制
 ・(政務 衆) 西村 康稔 (55) 留任
 ・(政務 参) 野上 浩太郎 (50) 留任
 ・(事務)   杉田 和博 (76) 留任
法制局長官
 ・横畠 裕介 (66) 留任

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