知的財産、9項目の凍結で一致 TPP首席会合
米国を除く環太平洋経済連携協定(TPP)参加11カ国は1日の首席交渉官会合で、知的財産分野ではバイオ医薬品のデータ保護期間や特許期間延長など少なくとも9項目を凍結することで一致した。カナダとチリがさらに11項目の凍結を求めているため調整を続ける。その他の分野ではすでに電気通信事業の紛争処理など4項目の凍結が固まっている。
千葉県浦安市で開いた首席交渉官会合は1日、3日間の日程を終えて閉幕する。今回凍結するかどうかが固まらなかった項目は8、9日にベトナムで開くTPP閣僚会合で政治決着を探る。その後の首脳会合で11カ国での大筋合意を目指す。