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米ファイザー、1%増収 7~9月 新薬が拡大

【ニューヨーク=西邨紘子】米製薬大手のファイザーが31日発表した2017年7~9月期の決算は売上高が前年同期比1%増の131億6800万ドル(約1兆5000億円)だった。新薬を中心に処方薬の売り上げが拡大し、後発薬との競争による特許切れ製品の販売落ち込みを補った。

純利益は前年同期の約2倍にあたる28億4000万ドル。前年同期に事業評価損の特別支出があった影響で大幅増益となった。特殊要因を除いた1株利益は0.67ドル。前年同期実績の0.61ドルと市場予想(0.64ドル程度)をともに上回った。

事業別売上高では、特許失効後の医薬品や注射剤を扱うエッセンシャル・ヘルス部門が後発薬との競争で12%減と落ち込んだ。一方、新薬を中心とするイノベーティブ・ヘルス部門は11%増。乳がん治療薬などの需要拡大が売り上げを押し上げ、全体での増収につながった。ファイザーが10月に切り離しを検討する方針を打ち出した消費者向け部門は4%増だった。

イアン・リード最高経営責任者(CEO)は今後の見通しについて、大型薬の特許失効による販売の目減りが底を打ちつつあり、今後数年の間に新薬を「(寄せる)波のように」相次ぎ投入できると説明。「長期の成長に向け立ち位置を固めた」と自信を示した。

ファイザーは17年12月期通期の業績見通しを特殊要因を除く1株利益で2.58~2.62ドルと、従来予想(2.54~2.60ドル)から引き上げた。

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