2017年11月18日(土)

「8月下旬から9人殺害」 座間遺棄事件の容疑者

社会
2017/10/31 23:16
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白石隆浩容疑者(ツイッターから)=共同

白石隆浩容疑者(ツイッターから)=共同

 神奈川県座間市のアパートで9人の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された住人の白石隆浩容疑者(27)が「アパートに引っ越した直後の8月下旬から9人を殺害した」と供述していることが31日、警視庁高尾署捜査本部への取材で分かった。被害者の一部は金銭目的で襲い、最高で50万円を奪ったとも話しているという。

 捜査本部によると、白石容疑者は8月22日ごろに座間市のアパートに入居した。供述によると、同月末までの間に最初の1人を殺害し、10月下旬までに計9人を殺害した。いずれも首を絞め、気絶させてから殺害した。

 殺害後は、浴室で遺体を切断。一部はごみに出し、9人分の頭部や骨を室内のクーラーボックスなどに入れて保管していた。同容疑者は「ばれると思って頭部などは捨てられなかった」と話している。

 遺体は女性が8人、男性が1人とみられる。捜査本部は性別不明の1人についてクーラーボックスに遺体を隠して遺棄した疑いで逮捕しており、DNA型鑑定などをして9人全員の身元の特定を急ぐ。

9人の切断遺体が見つかったアパート付近には大勢の報道陣が集まった(31日夕、神奈川県座間市)=共同

9人の切断遺体が見つかったアパート付近には大勢の報道陣が集まった(31日夕、神奈川県座間市)=共同

 同庁は10月下旬に行方不明になった東京都八王子市の女性(23)を捜索していた際に白石容疑者のアパートを訪問。玄関にあったクーラーボックスから2人分の頭部が見つかり、事件が発覚した。

 この女性は自殺願望を持っていたとされる。白石容疑者は女性のツイッターに「一緒に死にましょう。一人は嫌なので」などと応じ、殺害したことを認めているという。

 捜査本部は白石容疑者が自殺をしようとしていた被害者にツイッターやインターネットの自殺サイトを通じて接触して誘い出し、殺害した可能性もあるとみて詳しい経緯を調べる。

 白石容疑者の自室はアパートの2階にあり、ロフト付きのワンルームタイプ。捜査本部によると、遺体が入ったクーラーボックスと工具箱計7個は玄関や壁際などに置かれていた。箱からは被害者の骨約240本が見つかったという。

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