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ワイヤレス給電でLEDを点灯 ハピネットが開発

玩具・ゲーム卸大手のハピネットは小型発光ダイオード(LED)電球を無線で光らせるワイヤレス給電システムを商品化した。まずプラモデルに取り付けるLED電球と、無線給電台をそれぞれ12月に発売する。台の上30センチメートル四方の空間に磁力を起こし、LED電球が電気に換えて点灯する。水槽や生活雑貨、インテリア家具への採用も見込み、2018年3月までに3万台の販売を目指す。

プラモデルのLED点灯が簡単になる(C)KOTOBUKIYA

「X-BASE(クロスベース)」という商品名で、専用のLED電球と、LED電球を取り付けたプラモデルを置く無線給電台を発売する。ワイヤレス給電は米アップルの人気スマートフォン「iPhone(アイフォーン)8」などで採用されているが、同社のシステムは離れたLEDにも給電できるのが特徴。

給電台に搭載したコイルで磁力を起こし、プラモデルに取り付けたLED電球が点灯する。自動車やロボットのプラモデルにLED電球を接着し、台の上に置いたり動かしたりしても光らせることができる。自動車のプラモデルではヘッドライト部分に取り付けて点灯できる。従来、プラモデルを光らせるには組み立てる際に電球と電源を配線する必要があり、初心者には組み立てるのが難しかった。

クロスベースの無線給電台「ワイヤレスパワーステーション」(税別1万9800円)は面積30平方センチメートルの板を2枚、L字型に組み立てる。電源を入れると磁力を上方に発生させ、離れた場所にあるLEDが磁界の波を受け取って電力に変換し、発光する。「磁界共鳴方式」と呼ばれる仕組みを採用した。最大15ワット、専用のLED電球500個分に給電できる。

専用のLED電球は直径約4.5ミリメートルと小さく、プラモデルにはめたり接着したりできる。色は赤や青など7色を用意した。それぞれ10個入りパッケージで販売する。価格は3500円(税別)。

LED電球は防水処理しており、台の上に水槽を置き、水槽の中にLED電球を入れて部屋でインテリア照明に使うこともできる。電球を水槽に落とし、光が降っているような演出もできる。水槽の中の熱帯魚や金魚に通電するなどの影響はないとしている。インテリア家具メーカーからも問い合わせがあるという。

ハピネットはカルチュア・コンビニエンス・クラブが運営するクラウドファンディングで告知したところ、多くの購入希望者が集まった。海外からの問い合わせも多かったため、国内で発売後、海外販売も検討する。

(企業報道部 桜井芳野)

[日経産業新聞 2017年11月1日付]

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