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キリンHD、米アムジェンと合弁解消 30年超の歴史に幕

保有株式を858億円で売却

キリンホールディングス(HD)は31日、米製薬大手のアムジェンとの合弁を解消すると発表した。キリンHDが保有する合弁会社、キリン・アムジェンの全株式をアムジェン側へ約858億円で売却する。売却時期は今後詰める。30年以上続いた提携だが、合弁設立時からの環境変化を踏まえ解消を決めた。

キリンHDとアムジェンは1984年に折半出資で合弁を設立。キリン・アムジェンは腎性貧血治療薬「エスポー」や好中球減少症治療薬「グラン」などの医薬品を持ち、現在はキリンHD子会社の協和発酵キリンがライセンスを受けて日本とアジアで製造販売を担ってきた。

キリンHDは医薬事業に参入する目的でアムジェンと合弁を設立。同社との合弁会社を受け皿として、両社の新薬の候補物質を持ち寄り、共同で研究開発する体制をつくった。候補品の数を増やし、薬を販売まで展開する可能性を高め、両社の事業を早期に軌道に乗せる狙いがあった。

2008年に協和発酵キリンが誕生するなどで事業環境が変わった。アムジェンは16年に売上高229億ドル(約2.6兆円)を超えるまでに成長し、協和発酵キリン側も潤沢なパイプライン(新薬候補)を持つ。合弁の効果は設立当初ほど見込めなくなっていた。

キリン・アムジェンから権利を取得し、協和発酵キリン側が開発・販売中の医薬品の権利は継続する。

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