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ルネサス、トヨタの自動運転車に半導体供給へ

ルネサスエレクトロニクスは31日、トヨタ自動車に「車の頭脳」となる演算処理用の高性能半導体を供給すると発表した。トヨタが2020年の実用化を目指す自動運転車に採用されたという。高速道路で自動走行できる「レベル3」の自動運転技術を支える。トヨタが自動運転の初期モデルに搭載することでルネサスの車載半導体の採用に弾みがつきそうだ。

ルネサスは車の周辺状況をセンサーで把握してブレーキやハンドル操作などの車体制御につなげるといった自動運転に必要な幅広い半導体をそろえる。トヨタとデンソーは、周辺状況から次の行動を決める高い演算処理能力を備えたルネサスの大規模集積回路(LSI)と車体制御するマイコンの採用を決めた。

トヨタは20年発売予定の高級車モデルで自動運転技術を初めて搭載する方針だ。ルネサスの競合の米エヌビディアも5月にトヨタと自動運転車の開発で提携すると発表していた。エヌビディアのGPU(画像処理用半導体)も補助的に搭載される可能性もある。

自動運転車の「頭脳」を担う高性能半導体の分野では、ルネサスやエヌビディアのほか半導体最大手の米インテル、同3位の米クアルコムも研究開発を進めている。トヨタはじめ世界大手の自動運転技術の搭載計画が具体化する中で、半導体メーカー側の開発競争も熱を帯びている。

ルネサスやエヌビディアが特定の自動車メーカーを挙げて「自社半導体が採用される」と公表するのは珍しい。半導体メーカーは自動車産業において2次サプライヤー(部品供給会社)「ティア2」と位置付けられてきたためだ。ルネサスの採用発表は、自動運転に不可欠な重要部品を供給する半導体メーカーの存在感が高まっている証しといえそうだ。

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