2017年11月23日(木)

キューバの自営業者57万人に、観光関連がけん引

中南米
2017/10/31 6:42
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 【メキシコシティ=丸山修一】カリブ海の社会主義国、キューバで自営業者が増加している。国営メディアなどによると2018年9月時点で57万9415人となり前年同月比で11%の増加となった。食品やタクシーなど観光に関連する業種が多くを占めている。ただ現在は多くの業種で自営業の新規許可が凍結されており、今後は伸びが鈍化する可能性もある。

キューバではタクシーなど観光関連を中心に自営業者が増えている(ハバナ)=ロイター

 国営メディア「フベントゥ・レベルデ」などによると、自営業者で最も多いのが食品の製造販売で61301人、次いでタクシーなどの運送業が57911人となっている。「カサ・パルティクラル」と呼ばれる民泊施設の営業許可を持つ人も39442人に上る。こうした自営業者は就業人口全体の12%に達する。

 自営業者のうち観光関連で外国人相手の仕事の場合は外貨を獲得しやすい。月額30ドル(3390円)程度とされる公務員の平均給を大きく上回る収入を獲得しているケースも少なくなく、貧富の差を生んでいるとの指摘もある。

 8月以降は税金支払いなどで法令違反が増えていることなどを理由に、多くの業種で自営業者の免許の新規発行は中止されている。当局は中止はあくまでも一時的としているが、再開のメドは立っておらず、自営業者の増加が伸び悩む可能性もある。

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