2018年7月19日(木)

豊洲市場 追加工事の入札不調 移転日程に影響

2017/10/30 21:30
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 東京都の豊洲市場の土壌汚染対策に関する追加工事で、4件の入札が不調になったことが30日、分かった。追加工事は豊洲移転の前提となっており、入札不調が続けば、都が2018年9~10月を見込む移転日程がずれ込む可能性が高くなる。

 追加工事は全部で9件。30日はこのうち5件の開札があった。

 市場の地下水の水位を下げる地下水管理システムの機能を高める3件の工事は鹿島大成建設などが入札を辞退。地下空間に換気設備を整備する2件の工事は1件が予定価格を上回ったため不調になった。

 都は再入札にかけるが、手続きには1~2カ月ほどかかる見通し。土壌汚染対策を検討してきた専門家会議による現場確認も含め、18年7月末までに追加工事を完了させる計画だった。入札が遅れれば当初の見込みより工事日程がずれ込むのは必至。移転スケジュールの見直しが求められる可能性がある。

 小池百合子知事は大規模な工事では1社や1グループ単独による「1者入札」を原則として認めない新しいルールを6月に導入した。入札制度の透明性を高めるのが狙いだが、9件ある追加工事のうち、すでに4件は新ルールに抵触し入札の前段階の手続きが一時的に中断。今回残りの5件についても大半が入札不調に終わったことで影響がさらに広がりそうだ。

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