2018年8月15日(水)

3社が純利益上方修正 トヨタ系中堅部品

2017/10/30 22:00
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●18年3月期、アジア向け好調

 トヨタ自動車系の中堅部品メーカー5社が30日発表した2018年3月期の業績予想は東海理化など3社が純利益の見通しを上方修正した。新車販売が好調な中国などアジア向けが伸びたほか、国内での収益改善の取り組みが功を奏した。従来想定に比べ円安・ドル高が進んだことも追い風となった。

 愛三工業は今期の連結純利益見通しを前期比3割増の59億円とし、従来予想から3億円上積みした。中国などアジアで燃料系製品などが好調だった。スイッチ類を手掛ける東海理化は円安の追い風を受け、連結最終損益を210億円の黒字(従来予想は200億円の黒字)に上方修正した。

 自動車バネの中央発条も中国や日本での売り上げが当初予想を上回って推移し、連結純利益が従来見込みから4億円上回る見通しとなった。

 予想を据え置いたフタバ産業もマフラーやボディー部品の売り上げが拡大し、利益の急拡大を見込んでいる。業績拡大を踏まえ、配当は年10円と前期から7円増やすことを決めた。

 一部には先行きに慎重な見方もある。大豊工業は通期の減益予想を据え置いた。4~9月期の純利益が26%増の26億円と過去最高だったものの、先行きは「自動車製造用設備の下振れなど不透明な部分がある」という。決算記者会見では、東アジアの地政学リスクの企業活動への影響を危惧する声も出た。

 今期下半期(17年10月~18年3月)の想定為替レートをみると、1ドル=110円で想定する企業(東海理化や中央発条、フタバ産業)が多い。

 17年4~9月期の連結決算は全5社の最終損益が前年同期に比べ改善した。

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