ドバイ原油・30日午後、続伸 58.10ドル前後 2年4カ月ぶり高値
原油でアジア市場の指標となる中東産ドバイ原油のスポット価格は30日、続伸した。取引の中心となる12月渡しは1バレル58.10ドル前後と前週末に比べ0.80ドル高く、約2年4カ月ぶり高値圏にある。東京商品取引所の原油先物も続伸。30日の清算値(期先)は1キロリットル4万0610円と同540円(1%)高く、年初来高値を更新した。
サウジアラビアのムハンマド皇太子が28日の声明で、石油輸出国機構(OPEC)の協調減産を延長する用意ができていると重ねて表明。需給引き締めへの期待から、欧米市場の原油先物が日本時間30日の時間外取引で堅調に推移したのを映した。