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トルコリラが急落、対米関係の悪化背景に
通貨番付

2017/10/31 11:30
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トルコの通貨リラが9月以降、急落している。27日には一時1ドル=3.84リラと9カ月ぶりの安値に沈んだ。対米関係の悪化を背景に、年初来の下落率は6%強と新興国通貨のなかでも下げが際立っている。

2016年7月にクーデター未遂事件が起きたトルコではエルドアン大統領の強権統治に歯止めがかからない。17年4月の国民投票では大統領権限集中の憲法改正案がわずかな差ながら承認された。欧米は民主化の後退や人権状況の悪化への批判を強めている。

リラの対ドル相場は政治リスクへの懸念から1月に過去最安値を付けた。その後、トルコ中央銀行の金融引き締め策が奏功、新興国への資金流入も追い風に9月には1ドル=3.4リラを切る水準まで回復していた。

再び下げ足を速めている原因は債券利回りの上昇などを受けたドル高だけでは説明できない。米、トルコ両政府は10月8日、在トルコ米総領事館職員の逮捕をきっかけにビザ(査証)発給を相互に停止した。さらに、米政府が対イラン経済制裁への違反を理由にトルコの金融機関に多額の罰金を科すとの観測も浮上したことで市場参加者の不安が膨らんでいる。

トルコ中銀は26日開いた金融政策決定会合で、事実上の上限金利を12.25%で据え置いた。声明文は中銀の引き締めスタンスについて、「断固として」という表現を加えるなどしてタカ派色を強めたが、市場はほとんど反応しなかった。中銀は景気浮揚のために低金利を望むエルドアン氏の利下げ圧力にさらされており、身動きがとりにくい状況にある。(バクー=佐野彰洋)

23~27日の外国為替市場で、主要25通貨のうち最も上昇したのは米ドルだった。トランプ政権が年内成立を目指す税制改革が実現するとの期待からドル買いが入った。最も下落したのはカナダドル。中銀が政策金利を据え置き、一部の投資家による売りが膨らんだ。

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