北朝鮮、安倍首相を批判 「米国の手先になれば日本を葬る」
【ソウル=山田健一】北朝鮮の朝鮮アジア太平洋平和委員会は28日、報道官談話を発表した。11月上旬に予定されるトランプ米大統領の訪日で日本が北朝鮮の核・ミサイル問題を議題にすることについて「米国の反北朝鮮対決騒動の手先になれば、日本列島が丸ごと海に葬られる」と日本を威嚇した。「島国の前途と自国民の運命をかけて危険なばくちを打っている」と安倍晋三首相を名指しで批判した。
談話は、安倍首相夫妻を巡る醜聞が「日本で相次いで発覚した」と指摘。「統治危機に陥るたびに反北朝鮮謀略騒動を起こして権力を維持するのは日本の反動層の常とう手段だ」とした。そのうえで「日本に安保危機があるなら、地域情勢を激化させている安倍一味が自らもたらしたものだ」と主張した。

金正恩(キム・ジョンウン)総書記のもと、ミサイル発射や核開発などをすすめる北朝鮮。日本・アメリカ・韓国との対立など北朝鮮問題に関する最新のニュースをお届けします。