2018年11月18日(日)

ケネディ暗殺文書、全面公開見送り 180日以内に再検討

2017/10/27 8:35
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【ワシントン=川合智之】トランプ米大統領は26日、1963年のジョン・F・ケネディ大統領の暗殺事件に関する非公開の機密文書約2800件を公開すると発表した。同事件を巡っては情報機関や外国政府の関与などを疑う「陰謀論」が絶えず、文書の全面公開を求める声が根強かったが、トランプ氏は米中央情報局(CIA)などが公開延期を求めた一部文書の公表は見送った。

26日に米国立公文書館が公開したケネディ暗殺に関する機密文書の一部

暗殺事件に関する文書は同日夜、米国立公文書館のウェブサイトで公開された。誰でも検索・閲覧できる。今後、内容の分析が進むとみられる。

文書は92年制定の法律で、施行25年後にあたる今月26日までの公表を義務づけられていた。安全保障上の理由で公開が不適切な文書は大統領の判断で公表を見送ることができ、今回はCIAや米連邦捜査局(FBI)などが一部文書の公開延期を求めたという。

サンダース大統領報道官は声明で「大統領は前例のない透明性を政府機関に求めた」としており、今回、非公開とした文書についても180日以内に公開の是非を検討する。

暗殺事件に関する文書は合計500万ページ超にのぼる。88%の文書が国立公文書館で公開済みだが、11%は一部が黒塗りで、残る1%が全面非公開となっていた。

ケネディ氏は63年11月、米テキサス州ダラスでパレード中に狙撃され、46歳の若さで死亡した。事件の調査委員会は元海兵隊員リー・オズワルド容疑者の単独犯行と断定したが、容疑者の旧ソ連亡命歴や、事件2日後に射殺されたことなどを巡り、単独犯説を疑問視する声も根強い。

米国立公文書館のケネディ暗殺文書追加公開ページはこちら。(iOS版アプリからはご覧いただけません)

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